今や日本サッカー界を代表するフォワードへと成長した上田綺世選手。
今後、日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破る為に欠かせない存在であり、今日本人選手の中でも目が離せない選手と言えるでしょう。
今日はそんな上田綺世選手がどんな選手なのか、プレースタイルや経歴について徹底的に解説していこうと思います。
上田綺世選手のプロフィール
| 名前 | 上田綺世 |
| 生年月日 | 1998年8月28日 |
| 身長／体重 | 182cm／76kg |
| 国籍 | 日本 |
| ポジション | FW |
| 在籍チーム | フェイエノールト |
上田綺世選手の経歴
茨城県水戸市出身の彼は、中学時代から鹿島アントラーズの下部組織（鹿島アントラーズノルテ）に在籍し、鹿島アントラーズのトップチーム昇格を目指していたそうです。しかし、身長170cmと小さく未熟だったことから、昇格の夢は叶わずそのままアントラーズと同じ鹿嶋市にある鹿島学園高等学校に進学します。
高校卒業後は、法政大学に進学しサッカー部に所属。1年生の時から出場機会を得ると、2年生の時には早くもエースとして活躍。全日本大学サッカー選手権大会の優勝に貢献し、ベストイレブンに選出されるなど、一躍有名選手へと成長していきます。この活躍から彼の獲得に向けてJリーグ各クラブの争奪戦が繰り広げられますが、夢であった鹿島アントラーズへの加入が内定することとなります。
プロの世界へ
2019年7月、まだ彼は大学生であったが、前倒しでの加入が決まり、プロデビューを果たします。その後はザ・ストライカーとも言えるプレーで得点を量産し、Jリーグ屈指の点取り屋として知られる存在となります。
海外への挑戦
2022年、Jリーグでの活躍もありベルギー1部のサークル・ブルッヘに移籍することが決まります。移籍後もその勢いは止まらず、結果リーグ2位の22得点を記録し、彼が世界でも通用するということを証明したシーズンとなりました。
2023年8月にはオランダ1部のフェイエノールトへ移籍します。移籍後すぐに初ゴールを決めるも、その後は得点の勢いが続かず、彼にとっては苦しいシーズンとなっているようです。
上田綺世選手のポジション
生粋の点取り屋タイプの選手ですので、FWでの起用となっています。
上田綺世選手のプレースタイル
抜群のシュートスキル
彼の最大の特徴は何といっても、このシュートスキルでしょう。日本人離れした破壊力のあるシュートが印象的な方も多いのではないでしょうか？
「こんなシュート打たれたらキーパーは止められる訳ないよね。」と思わせるようなシュートが多く、またシュートの勢いだけでなく、確実に狙ったコースへ蹴り込む技術も持ち合わせています。その為、ボックス外からのミドルシュートでも得点を狙える選手ですね。
彼のような、破壊力がありコースも定まったシュートを打てる選手はプレミアリーグやラ・リーガで目にすることはありますが、日本に限って言えば少ないと思うので、今後日本の武器になること間違いなしです。
裏抜けの上手さ・ポジション取りの上手さ
得点を取ることが仕事のFWにとって欠かせない技術が、この裏抜けのタイミングやポジション取りといった部分になってきます。もちろんシュートスキルも大切ですが、この技術がなければFWは得点を取ることが厳しくなってきます。彼はその動き出しやポジション取りをしっかりとこなせる選手です。
DFの背後を取る動き出しが上手く、そのタイミングも抜群です。どのDFも自分の背後にあるスペースとキーパーとの間にあるスペース（裏）を使われるのが一番致命的だと分かっていますが、彼が相手DFとの駆け引きも上手い為に、なかなかその裏抜けを止められないのでしょう。相手DFの動きまでしっかりと観察して判断していることが分かりますね。
また、裏抜けの上手さだけでなく、ポジションを取る位置も絶妙です。守備時であってもビルドアップ時であっても、常に得点を狙える又は得点に繋がりやすい位置にポジションを取っています。
この裏抜けとポジション取りの上手さが、彼がFWとして活躍できる理由と言えますね。
身体能力を活かしたプレー
お伝えしてきた様に、FWとして十分な技術を持っていながら身体能力が高いのも彼の特徴です。海外で見れば、そこまで身長が高くガタイのいい選手とは言えませんが、ヘディングでの競り合いやポストプレーではその特徴が光ります。
滞空時間が長く優れたボディバランスを活かしたヘディングでは、身長で負ける海外選手に難なく競り勝つことが出来ますし、ポストプレーや相手DFからのタックルを受けた時も、それを跳ね返す力があります。彼がJリーグでプレーしていた時は、その強さを活かして相手DFをなぎ倒しながら突き進んでいく姿が印象的だったのを覚えています。
CBとしてプレーしてきた自分からすれば、一番嫌なタイプのFWです。ヘディングも強くて、体を張ってキープもできる。逆に味方からすれば最高のFWだと言えますね。
上田綺世選手のウィークポイント
FWとして必要な能力を兼ね備えた選手ですが、そんな上田選手にも弱点（ウィークポイント）はあります。それは、守備力だと思います。
FWに守備力なんていらないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、近年のサッカースタイルではFWにも守備力が求められます。相手のビルドアップに対して、コースを切りながらプレスをかけたり、FWの前線守備を起点にチームが守備を合わせたりすることもあります。守備の上手いFWがいれば、より高い位置でボールを奪うことができ、一気にチャンスを演出できるでしょう。
そういった点で彼の守備力は課題だと思っています。今が決して悪いという訳ではありませんが、守備力を向上することが出来れば、さらに上のレベルで活躍できると信じています。
上田綺世選手のプレー集
では、彼のプレースタイルを解説したところで実際のプレーを見ていきましょう。
2022-23シーズン、ベルギーリーグで得点ランキングがリーグ2位となった時のゴール集です。
上田綺世選手の成績や評価
過去成績
| シーズン | 在籍チーム | 成績 |
| 2018-19シーズン | 鹿島アントラーズ | 20試合4ゴール0アシスト |
| 2019-20シーズン | 鹿島アントラーズ | 35試合10ゴール2アシスト |
| 2020-21シーズン | 鹿島アントラーズ | 35試合19ゴール1アシスト |
| 2021-22シーズン | 鹿島アントラーズ | 27試合14ゴール2アシスト |
| 2022-23シーズン | サークル・ブルッヘ | 53試合30ゴール2アシスト |
上田綺世選手の市場価値・移籍金
上田綺世選手の市場価値推移
| 年月日 | 在籍チーム | 市場価値 |
| 2019年12月 | 鹿島アントラーズ | 約8000万円 |
| 2020年4月 | 鹿島アントラーズ | 約7300万円 |
| 2021年6月 | 鹿島アントラーズ | 約1億4500万円 |
| 2022年11月 | サークル・ブルッヘ | 約3億2000万円 |
| 2023年6月 | フェイエノールト | 約9億円 |
| 2023年12月 | フェイエノールト | 約14億5000万円 |
上田綺世選手の移籍金推移
| 年月日 | 移籍チーム | 移籍金 |
| 2022年7月 | 鹿島アントラーズ→サークル・ブルッヘ | 約2億円 |
| 2023年8月 | サークル・ブルッヘ→フェイエノールト | 約14億3000万円 |
上田綺世選手ってどんな選手？人柄やプライベートは？
天然キャラでマイペースな性格
ピッチ上では豪快なストライカーとして活躍する姿が印象的ですが、実は天然キャラでマイペースな性格なんだそうです。
法政大学時代はユニフォームを忘れることがあったり、中学時代にもランシューを忘れて借りることも多かったんだとか。ピッチ上での姿とその性格にギャップを感じますね。
大食い
非常に大食いだそうで、2人前は余裕で食べてしまうという話も。本人も、食べようと思えばいくらでも食べられると言っているようで、その食いっぷりはプレー同様豪快なようですね。
奥さんはモデルの由布菜月さん
2022年2月に上田選手のSNSで、モデルの由布菜月さんとの結婚を発表。由布菜月さんはインスタグラムのフォロワー19万人を超える人気のモデルで、ファンの間では「奥さんが綺麗すぎる」と話題に。度々彼のSNSにも仲睦まじい写真が投稿され、夫婦仲がいいことでも知られています。
まとめ
さて今日は、日本サッカー界を代表するフォワードであり、点取り屋として知られる上田綺世選手のプレースタイルや経歴について徹底的に解説をしてきました。
2026年のW杯で日本が悲願のベスト8進出を達成する為に、絶対に欠かせない選手だと思っています。彼の特徴である破壊力のあるシュートと身体能力を活かしたプレーで更なる成長を遂げてもらいたいです。今後の彼の活躍からますます目が離せませんね。
では、また。
