皆さんは、PKを蹴った経験はありますか?

私は、公式戦でのPK経験が10回ほどありますが、サッカーをしている中で最も緊張する瞬間だと思っています。PKを決めて試合に勝ったことも、外して悔しい思いをしたこともどちらも経験したことがあります。

今日はPKで成功も失敗も経験した私が、PKを成功させたい!PKがうまくなりたい!と思っているあなたに向けて成功の為のコツや意識すべきこと、練習方法などを解説していきます。

この記事を読めば、PKの成功率が格段に上がるでしょう!

それでは、解説していきます。

PKを成功させる為に、まずはルールを理解する

PKを成功させる為に、まずはルールを理解しておくことが大切です。
PKに関する主なルールは以下の通りです。

・キッカー以外は、ペナルティエリア内とペナルティアーク内に入れない。
※ペナルティアークとは、ペナルティエリアの外に描かれた円の一部
・主審の笛が鳴るまでは、ボールを蹴ってはいけない。
・主審の笛から蹴るまでの時間制限はない。
・一度助走を始めたら、もう戻れない。
・キーパーは、ゴールライン上からコート側に出てはいけない。

他にも細かなルールはありますが、以上を覚えておくといいでしょう。

PKを蹴る前に意識すること・考えること

続いて、PKを成功させる為に、蹴る前に意識すべきこと、考えておくべきことを解説していきます。

絶対に決めきるという強い気持ち

PKを成功させる為のポイントとして、もちろんキックの精度やキーパーとの駆け引きも重要ですが、気持ちの持ち方もとても大切です。

「絶対に決めきる!」という強い気持ちを持ってPKを蹴る方が、断然成功しやすいです。
「外してしまったらどうしよう」、「自分のせいで負けてしまったらどうしよう」などとネガティブな感情は、結局ボールに伝わります。これは私も経験済みで、不思議なことに気持ちの持ち方次第で結果が大きく変わってきます。

ですので、PKのキッカーになった際は、「自分が絶対決める!」という強い気持ちを持つことを意識してみて下さい。

※この考え方が、逆にプレッシャーになってしまうという方は、「外しても仕方ない」ぐらいの気持ちで挑むようにしましょう。こっちの方が気持ちが楽という方もいます。

自分の特徴を知る

PKにおいて、もちろん相手との駆け引きは大切ですが、自分の特徴を理解しておくこともとても大切です。自分がどんなシュートが得意で苦手なのか、どんなシュートを打てるのかを自分で理解しておくようにしましょう。

自分が苦手としているシュートを本番でわざわざ打つ必要はありません。自分がどんなタイプのキッカーでどんなシュートなら打てるかを考えてみて下さい。

周囲の状況やグラウンドの状態を頭に入れておく

天候やグラウンドの状態もPKに影響してくる場合があるので、蹴る前に頭に入れておくといいでしょう。

例えば、風が強くてボールが止まりやすいのであれば、強めのシュートを意識する必要がありますし、雨によってグラウンドが濡れているのであれば、グラウンダーのシュートは止まりやすいので、避けた方がいいかと思います。また、グラウンドに関しては土なのか、芝なのかという点でも変わってくるので蹴る前に確認しておくようにしましょう。

キーパーの癖

どんなキーパーなのか、どんな特徴があるのかなど、相手キーパーの癖を把握しておくことはPKの成功率を上げるポイントになります。

高めのボールが苦手なのか、グラウンダーのボールが苦手なのか、またはどっちに飛びやすいのかなど相手の癖を把握しておき、その上で相手が1番苦手とするキックをすることが出来れば、成功の確率はグッとあがるでしょう。

PKを蹴るときに何を考えるか?どこを見るのか?

PKを蹴る直前、またPK選であればハーフウェーラインからキックポイントまで歩いていくときなど、皆さんは何を考えてどこを見ていますか?

私個人の意見にはなりますが、PKを蹴るときは「絶対に決める!」ということ以外、何も考えないがいいのではないかと思います。もちろん、先ほどお伝えしてきたことも意識することが成功率を上げるポイントにはなりますが、変に色んなことを考えすぎてキックに戸惑いが見えてしまうのが1番よくないと思います。ですので、それは頭に入れつつも、PKを蹴るときには何も考えず、決めることだけに集中するというのがベストだと思っています。

また、蹴る直前は何を見るのか?どこを見ておくのが正解か?という点ですが、これは正直どこでもいいと思っています。自分が1番リラックスできるところでいいと思います。ちなみに私は相手キーパーの動きなんか見ずに、ずっとボールだけを見ていました(笑)。

これは本当に人それぞれだと思いますし、正解はないと思います。ですので、自分が1番しっくりくる方法を見つけてみて下さい。

PK上達と成功の為のコツ

ここでは、PKの成功率を上げる為に大切なコツを解説していきます。PKが苦手だという人も、これからうまくなっていきたいという人も、コツをしっかりと抑えることが出来れば、PKを恐れることはもうなくなるはずです。

メンタルコントロール

上で何度もお伝えしていますが、キッカーのメンタルはPKの結果に直結します。一見関係ないように感じますが、このメンタルコントロールはPKにおいて一番重要だと言っても過言ではないです。

たった1回のキックで全てが決まるからこそ、ネガティブな感情は捨てて、精神的に安定した冷静な状態で蹴ることが理想です。

冷静さ(心にゆとりを持つ)

メンタルコントロールと少し被りますが、これも大切なことですのでそれぞれ分けて紹介することにしました。

PKにおいて、この冷静さというのも大切なポイントです。PKの際は、特に周囲からの視線、外してはいけないというプレッシャー、キーパーとの駆け引きなどで、冷静でいられなくなる場合があります。この時にネガティブになるのではなく、どれだけ冷静でいられるかが大切です。冷静な状態で蹴った方が興奮状態で蹴るより成功率は高いです。

不安や焦りでいっぱいになるのではなく、心にゆとりを持ち、常に冷静でいることを心掛けましょう。

キックの精度(狙う場所や強さの調節)

ここまでは主にメンタル面での話をしてきましたが、もちろんキックの精度は大切です。
ゴールのどこに、どんなシュートを打つのか?ということは、PKの結果を大きく左右する要素の1つです。

まず、狙う場所(コース)についてですが、基本的に狙っていきたいのはゴールの四つ角です(左下、左上、右下、右上)。ここが1番入りやすいとされており、ここのどこかに蹴ることが多いですね。変に迷わず、四つ角のどこかに蹴ることをおすすめします。

続いて、強さの調節についてですが、駆け引きをしないのであれば、強くて速いボールを蹴るようにしましょう。PKは距離も近いので、強くて速いボールというだけで取られにくいです。

この2つを踏まえて、出来る人は、左上か右上の隅に速いボールを蹴ることをおすすめします。外れるリスクが若干高くなりますが、そこに蹴ることが出来れば、まず止められることはないでしょう。

相手キーパーとの駆け引き

PKは相手キーパーと1対1で行うものです。ですので、簡単に言うと相手キーパーとの駆け引きに勝てば外すことはないです。そしてそのキーパーにも色んなタイプがいます。具体的には、

・どこに飛ぶかをあらかじめ決めているタイプ
・キッカーの動きやシュートモーションを見て蹴る方向を読んでくるタイプ
・軸足の向きや目線で蹴る方向を読んでくるタイプ

その他にももっといるかもしれません。こういったキーパーとの駆け引きに勝つことが成功率を高めるコツです。例えば、どこに飛ぶかをあらかじめ決めているタイプのキーパーには、ギリギリまで動きを見てから蹴ると、成功率は上がります。出来る人は、キーパーと駆け引きすることで、成功率を高めることが出来るでしょう。

ただ、駆け引きをしながら蹴るというのもプレッシャーがかかった場面ではなかなか難しいという方は、相手キーパーを全く見ずに(駆け引きせずに)、蹴る方向をあらかじめ決めておくという方法がおすすめです。これなら余計な駆け引きはせずに、蹴ることだけに集中できます。

ルーティンを持つ

これはよくプロ選手がやっていますね。ルーティンには、心を落ち着かせる効果や集中力を高める効果があり、それをPK前にすることでリラックスできたり、余計な考えを排除できるという効果が期待できます。靴ひもを結び直す、5秒間目を閉じる、聞き足を触るなど何でもいいと思います。

PK前の動作をルーティン化することで、より落ち着いた状態で蹴ることが出来るようになるかもしれません。そしてそれはPKの成功率アップに繋がります。

PKでのボールの蹴り方のコツ

ここでは、助走の取り方や、ボールのどこを蹴ればいいのかなどの、PKでのボールの蹴り方のコツについて解説していきます。

助走の取り方

これは人それぞれ違いますので、自分が一番蹴りやすい助走の取り方をすれば問題ないと思いますが、コツとしては助走の距離は長すぎず短すぎずがベストだと思います。

助走が長ければ、力みやすくなりがちなのでボールコントロールが悪くなったり、ボールが浮きやすくなったりします。逆に短すぎると速くて強いボールが蹴りにくかったりします。自分が蹴りやすい距離を把握しておくことが大切ですね。
ペナルティエリアのラインを目印にしたり、ボールから何歩か下がった位置にするなど、ルーティン化するのもありかもしれませんね。

ボールのどこを蹴るか

キッカーの利き足が右足の場合を想定して、説明していきます。左利きの場合は単純に逆になるだけで当てる場所は同じです。

ゴールの左側を狙う場合

ゴールの左側を狙う場合は、インサイドで蹴るか、インフロントで蹴ることをおすすめします。
より強いボールを蹴りたければ、インフロントで当てるのがおすすめです。
※インフロントとは、インサイド(足の内側)とインステップ(足の上側:足の甲)の間辺りのことで、ちょうど足の親指の付け根辺りです。

ゴールの右側を狙う場合

ゴールの右側を狙う場合は、主にインサイドで蹴ることをおすすめします。インフロントでもいいですが、コントロールが難しくなります。

PKのキッカーにはどんなタイプがいるのか

では、キッカーには主にどんなタイプがいるのかを紹介していきます。自分がどのタイプか考えながら見てみてくださいね。

狙いたいコースに強いシュートを打つタイプ

私もこのタイプでしたが、ある程度のコースにそれなりに速いボールを蹴ることが出来れば、止められることはほぼないでしょう。キーパーがうますぎるか、よほどキーパーに蹴るコースを予測されていない限りは大丈夫だと思います。キックポイントからゴールまでの距離は11メートルしかありませんので、反応されても止められる可能性は低いです。

プロで言うと、クリスティアーノ・ロナウド選手なんかはこのタイプだと思います。

相手キーパーと駆け引きしながら(動きを見ながら)打つタイプ

これは難易度が上がりますが、相手キーパーと逆の方向に蹴ることが出来ます。相手の動きをギリギリまで観察する必要がありますが、身に着けることが出来れば、PKに怖さがなくなるかと思います。

プロで言うと、リオネル・メッシ選手はこのタイプだと思います。

変わった助走やパネンカなどのトリックプレーを使うタイプ

これはあまり見かけないかもしれませんが、特にパネンカなどのトリックプレーは使う選手もいます。
※パネンカとは、PK時にゴール中央に向かってチップキックで柔らかいボールを放つシュート方法。

また、少し変わった助走や蹴り方をする選手もいますね。言葉で説明するより、動画の方が分かりやすいと思うので、ぜひご覧ください。

YouTube:FM247 HD2さんより引用

メンタルトレーニングをすることの重要さ

PKは試合の勝敗など、大きなプレッシャーがかかる場面なので、PKにおいて1番重要なのはメンタルコントロールと言っても過言ではないとお伝えしましたが、メンタルコントロールは今すぐにやれと言われて出来ることではありません。普段からトレーニングを行っておくことが大切です。

日頃からすべきこと

日頃からの練習に全力で取り組み、自分に自信を持てるようにする。ルーティンを作り、リラックスできる方法を見つけるなど、日頃からのメンタルを鍛えるトレーニングが必要不可欠です。

ストレスマネジメント

例え、小さなストレスであってもPKのキックに影響することもあります。ですので、規則正しい生活やストレス発散方法を見つけることも大切です。

これらの行動により、PK時にかかるプレッシャーに動じることなく、メンタルコントロールをすることが出来るようになります。

相手チームとの駆け引きと心理戦に勝つための方法

PKは相手キーパー含め、相手チームとの駆け引きや心理戦で勝つ必要があります。特にキーパーとの駆け引きには絶対に勝ちたいところですよね。中には、キックポイントまで出てきて圧力をかけてくるキーパーがいたり、蹴る直前に声を出したりするキーパーもいます。また、フィールドにもわざと声を出して気を散らそうとしてくる選手もいます。例え、そうでなくても相手との駆け引きに勝つことは試合に勝敗にも繋がってきます。

そういった相手に勝つためには、相手に勝る集中力と先ほどもお伝えしたメンタルコントロールが必要です。

相手の動きを読む為には?

これは、キーパーの特徴や癖を把握しておくことが1番重要です。どんなキーパーなのかが分かるだけで、心理戦を制する可能性はグッと上がるでしょう。

心理戦を制するコツ

どんな相手に対しても、相手より集中し強い気持ちを持っていれば、それは相手へのプレッシャーに繋がります。相手にプレッシャーをかけようとするのではなく、まずは自分が圧倒的な自信と強い気持ちを持つということを心掛けるようにしましょう。相手へのプレッシャーに繋がるだけでなく、見方を勇気づけることにも繋がり、PKでの駆け引きや心理戦を制することにも繋がります。

PKで失敗してしまったら?対処法は?

ここまで、PKを成功させる為のコツや意識すべきことなどを解説してきましたが、それでもPKを失敗させてしまうことはあります。では、そんな時どうすればいいのか?次にどう生かしていくのかなど、失敗したときの対処法について解説していきたいと思います。

理解しておくこと

まず、大前提としていくらキッカーが有利とはいえ、PKを百発百中で決めることは非常に難しいです。どんなすごい選手でもPKを外すことはあります。これを常に頭に入れておくことが大切です。

大げさな言い方かもしれませんが、PKを外してしまったことがあるのは、世界であなただけというわけではないということです。

PKを外してしまった時の対処法

PKを外してしまった、PKを外して試合に負けた、そんな時は誰しもが落ち込みますし、その気持ちは私にもよくわかります。ですが、いつまで経っても落ち込んでいては何も始まりません。まずは、勇気を出してPKを蹴った自分を褒めて、気持ちを切り替えることが大切です。この切り替えがどれだけ難しいことかもよく分かりますが、息抜きをする、美味しいものを食べるなどして、気持ちを切り替えることを心掛けましょう。

失敗の原因を分析する

気持ちの切り替えが出来たら、ネガティブな感情は捨てて、失敗の原因を分析します。何が原因で失敗したのかをよく思い出してみて下さい。例えば、少し力み過ぎた、シュートコースが甘かった、蹴る前に外した時の心配をして不安になってしまったなど、原因を分析することが次に繋がります。次は絶対にPKを成功させたいと思うのであれば、この原因の分析は必須だと言えます。

前向きな気持ちを持ち、練習に励む

PKを失敗してしまったということをトラウマにすることなく、前向きな気持ちを持って日頃の練習に励むことが次に成功させる為のポイントです。失敗原因の分析をもとに練習を行うことで、課題を克服し、自信がつくようになります。

プロが実践しているPKのコツ

プロの選手は、高いキック精度やキーパーを揺さぶるテクニックなど、様々な技術を持っています。実際に、プロの選手が実践している方法やコツはどんなものがあるのかを紹介していきます。

蹴る寸前までキーパーと駆け引きする

蹴る直前までキーパーの動きを観察し、キーパーがどっちに動くかを見ることで、確実にキーパーが動く方向と逆方向に蹴ることができる技術です。蹴る瞬間まで視線はキーパーに向いており、このプレッシャーの中で瞬時の判断が求められるので、簡単そうに見えてなかなか真似できない技術ですね。

YouTube:zawa kunさんより引用。

ど真ん中に蹴る

プレッシャーがかかった場面であればあるほど、このど真ん中に蹴るというのが効果的かと思います。ですが、最初にキーパーが立っている真ん中の位置に蹴ることはなかなか勇気がいりますので、強靭なメンタルが必要ですね。

元日本代表の本田選手は、ここぞという大事な場面でど真ん中に蹴るということをしていましたね。このワールドカップ出場がかかった試合でど真ん中に蹴れるメンタルはなかなか真似できないと思います。

YouTube:人生観が変わる【モチベーション動画】チャンネルさんより引用

相手チームの分析を行う

PKの技術というよりは、相手チームの分析を行うことでキッカーやキーパーの癖を把握しておく、言わばPK対策ですね。特にワールドカップなどの大会では、PK戦の可能性が考えられるので、相手チームの分析を行い、弱点を理解しておくことは非常に重要です。

PKの練習方法・PK成功の為のトレーニング

PKの練習方法は様々ありますが、これだけやっておけば間違いないと言えるたった1つのトレーニング方法がありますので、それを今から紹介していきます。今から紹介するトレーニングを行えば、PKに強くなれるでしょう。

それは、練習の最後に1本限りのPKを蹴るということです。そして外した際にはグラウンド1週などの罰ゲームを設けることで、プレッシャーがかかった中で蹴ることが出来ます。これを日々のトレーニングの1番最後にやってみてください。

普段の練習からプレッシャーがかかった状態でPKを蹴るということを経験できるので、本番でのプレッシャーに強くなることが出来ます。また、単純にPKでのキック精度も上がるので、この練習を取り入れるだけで、PKに強い選手、そしてチームに育てることができるでしょう。

緊張しない人はいない。余計なことは考えず、自分が出来ることに集中する

やはり、何を言ってもPKは緊張するものです。プロや世界トップレベルの選手でさえも、自分にかかるプレッシャーと闘っています。今日紹介したことを実践し、PKに強くなってもいざ本番となると、緊張するかと思います。ましてや、それが試合の勝敗を分けるPKだったり、自分のPKにチームのタイトルがかかっていたりすると尚更だと思います。

ですが、緊張のせいでいいキックが出来ないようでは、それこそPK失敗に繋がってしまいます。ですので、緊張を楽しみ、受け入れることが大切です。その上で余計なことは一切考えず、今自分が出来ることに全力で集中するというのがPK成功の為に一番大切なことだと思います。

考え方1つでPKの成功率は上がる!

今お伝えしてきたように、外してしまったらどうしよう、自分のせいで負けたらどうしようなどのネガティブな感情を全て捨てて、PKというプレッシャーがかかる状況を楽しみ、ポジティブな気持ちでキックを行うだけで成功率は上がるので、ぜひ実践してみて下さい。

PKに関する豆知識

PKの歴史

1970年まで、試合が引き分けに終わった場合、延長戦をするか再試合を行うかの2択だったそうです。主要な試合では抽選で試合結果を決定していたとのこともあり、試合結果の決定方法として、PK戦が導入されたそうです。

初めてPK戦が導入されたのは、1978年に開催されたFIFAワールドカップです。ここからPK戦方式が徐々に世界に浸透していったと言えるでしょう。

PKに関する名言

Pinterestより引用

PKに関する有名な選手の名言がありますので、それを紹介します。

紹介するのは、かつて「イタリアの至宝」と呼ばれた元イタリア代表のロベルト・バッジョ選手の名言です。

1994年のFIFAワールドカップアメリカ大会の決勝戦で、イタリア代表はブラジル相手にPK戦までもつれる激闘を繰り広げます。そのPK戦で、イタリアの5人目のキッカーを務めたのが彼です。彼が蹴ったボールはクロスバーの上に外れて、イタリアの敗北が決定します。

その時に彼が言った言葉が、今も名言として語り継がれています。

「PKを外すことが出来るのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。」

まとめ

さて、PK成功の為のコツや意識すべきこと、練習方法など、PKを成功させたい、上手くなりたいと思っている方に向けて解説を行ってきました。

今日色々解説してきた中で、一番意識してほしいことを強いて選ぶなら、メンタルコントロールの部分ですかね。もちろん、キックの精度や相手との駆け引きも大切ですが、最後はやっぱり気持ちが勝敗を分けるのではないかと私は思っています。プレッシャーがかかった場面でのメンタルコントロールがPKの成功率アップに繋がる最も重要な要因だと思います。

そして今日解説したことを忘れずに、日々の練習から全力でトレーニングに励んでみて下さい。

では、また。

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